New Product

DSPコントロール対応、ノイマンMA 1 自動モニターアライメント対応のKH 150

2023.02.03

内蔵DSPによるノイマンのオートマチック・モニター・アライメントMA 1対応のパワフルなNeumann KH 150 モニタースピーカーが新たに登場します!


NEUMANNならではの精度、驚異の低域性能、比類なきパワー

KH 150は、パワフルな2ウェイパワードのスタジオモニターで、リファレンスクラスのパフォーマンスを誇ります。バスレフキャビネットに搭載された6.5”ウーファーは、驚異的な低域性能と優れた最大SPL、変わらぬ明瞭度を発揮。DSPコントロールによるエレクトロニクスが優れた線形位相応答を実現するほか、Neumannの革新的なMA 1自動モニターアライメントにより、どんな部屋でも最適なキャリブレーションを実現します。

耳で聴いたとおりに再現

KH 150は、Neumannのすべてのスタジオモニターと同じ哲学に則って開発されました。最高のリニアリティ、超低歪み、不要な色付けなし、あらゆる音響環境への完璧な適応を実現するスピーカーです。音楽のあらゆるニュアンスを耳で聴きとることができ、ミキシングもアイデアさえ決まれば実作業は驚くほどスピーディかつ容易です。しかも、創造性も比肩するものがありません。確かに素晴らしいサウンドだけど、本当にこれで十分だろうか。ボーカルが明るすぎないだろうか、歯擦音がうるさくないだろうか。低音が目立ちすぎないだろうか。あらゆる疑問に、KH 150は間違いなく答えてくれます。

大型スピーカーに劣らぬ性能

KH 150と、よりコンパクトな姉妹製品の違いは何でしょうか。それは、39Hzという優れた低域性能です。KH 150は、念入りに設計されたバスレフキャビネットに搭載の新しい6.5”ウーファーにより、より大型のKH 310に劣らない低域性能を発揮します。この卓越の低域性能により、アーバンミュージック、EDM、映画のサウンドトラックなど、深みのある低域と大音量での再生が求められるあらゆるジャンルに理想的なスピーカーとなっています。また、パワフルなアンプ(145W/100W)と高度なプロテクションリミッターにより、音圧レベルが高くても明瞭度が失われる心配がありません。真に普遍的なスピーカーとして、KH 150はロックからクラシック、放送、ボイスオーバーなど、すべての音楽ジャンルや用途に対応できます。
KH 150の線形周波数応答は驚異の39Hz~21kHz(±3 dB)で、しかも位相応答をリニアライズ。驚くほど透明でクリアな中域と時間領域の卓越の精度を誇り、正確なインパルス再生と残響の確実な解消を実現します。これを可能にしているのがDSPコントロールによるエレクトロニクスで、高度なクロスオーバーによりアナログフィルターに起因する位相歪みも回避。内蔵のDSPは音色の一貫性においても新たなスタンダードを打ち立て、± 0.8 dB未満という低許容差を実現しており、それを耳で聴きとることも可能です。かみそりのように鋭いステレオ音像をぜひお楽しみください。

どんな部屋にもマッチ

最良のスピーカーでも、音響環境なりのサウンドしか届けることはできません。Neumannならではの、音の拡散を数学的にモデル化するMMD™ウェーブガイドは、スイートスポットの広さを実現しながら、音の反射を最小化。しかもKH 150は内蔵のDSPにより、革新的な自動モニターアライメントMA 1(別売り)を用いて、部屋ごとのキャリブレーションが可能です。MA 1があれば、部屋の特性に合わせてDSP内蔵スピーカーを最適に調整し、リスニングポジションに100%ふさわしいキャリブレーションを実現できます。適切に音響処理された部屋でも、大きな改善をもたらします。
さらにKH 150は、他のKHシリーズスピーカーと音色の互換性が高く、サラウンド/イマーシブシステムに組み込むことが可能です。また接続性においても柔軟性を発揮できるよう、入力はアナログとデジタルを設けました。


MA 1 – オートモニターアライメント

フラウンホーファーIISと共同開発したキャリブレーションアルゴリズム
KH 80 DSP と KH 750 DSP サブウーファーを使用したアナログ(DSP ベースではない)ノイマンモニターのすべてのペアのステレオセットアップの場合
1本ずつ校正された測定用マイク
ターゲットカーブ適応可能
アナログ・ノイマン・モニターのための位相と振幅の最適化
MacとPC用


プロフェッショナルなモニタリングクオリティを実現する為の専用ツール

ノイマンのオートマチック・モニター・アライメントMA 1は、ホームスタジオからプロのコントロールルームまで、最高の音質を保証します。1本ずつ校正された測定用マイクを使用して、音響環境をガイド付きのプロセスで分析します。世界有数の音響処理研究機関であるフラウンホーファーIISと共同で開発された高度な音響調整アルゴリズムは、正確で信頼性の高いモニタリングのための最適な振幅と位相の補正を保証します。

動作原理

最初のステップでは、ガイド付きのプロセスでリスニング環境の音響データを収集します。特別な音響知識は必要ありません。お手持ちのノイマンモニターをオーディオ・インターフェースやモニターコントローラーの出力に接続するだけです。さらに、DSPベースのKHモニタースピーカーをコンピュータのイーサネットポートに接続する必要があります。複数接続する場合、標準的なイーサネットスイッチをご準備下さい。
次に、測定用マイクをマイク入力に接続します。このマイクは、このソフトウェアのために特別に開発されたもので、個別に校正されています。ソフトウェアは測定プロセスを案内します。
測定されたデータから、ソフトウェアは部屋の音響特性を把握します。ソフトウェアによって計算された部屋固有の目標特性に従って、個々の補正パラメータが生成されます。このプロセスには、スタジオコントロールルームでのモニタリングシステムの校正におけるノイマンの数十年の経験が組み込まれています。もちろん、お客様のニーズに合わせてターゲットカーブを変更することも可能です。
さらに、サブウーファーを使用している場合は、アライメントプロセスにより、低域の最適な和音が確保されます。
結果として得られたすべての補正パラメータは、DSPを搭載したモニターに保存され、処理されます。そのため、プラグインやドライバーの問題を心配する必要はもうありません。ケーブルを追加する必要もありません。アライメント処理が完了すれば、イーサネット接続はもう必要ありません。

サブウーファーKH 750 DSPを使用することで、アナログKHモニタースピーカーのステレオセットも、モニター自動調整ソフトウェアを使用して使用することができます。KH 750 DSP は、その出力に接続された 2 台のアナログスピーカを含むシステム全体のアライメントを行うのに十分な処理能力を持っています。さらに、KH 120、KH 310、KH 420モニタースピーカーは、内蔵クロスオーバーフィルターの位相リニアライズの恩恵を受けることができます。その結果、明瞭度が向上し、ドライな低音、リバーブや音響空間の時間的に正確で正確な描写が可能になりました。

今後のアップデート予定について

MA 1 オートマチック・モニター・アライメントは、モニタリングの新時代の幕開けです。ステレオのセットアップで優れた音響効果を発揮する現行バージョンをはじめ、ソフトウェアの機能はアップデートにより段階的に拡張されていきます。


Neumann KH 150 シリーズ製品のお問い合わせ、ご購入はこちら

最新記事