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真空管マイクロフォンの伝説、Neumann M 49 Vが現代に復刻!

2022.11.16

伝説の真空管マイク、ノイマンM49が「M 49 V」となって現代に復刻!


すべてを兼ね備えたマイク

1950年代初頭、Nordwestdeutscher Rundfunk(南西ドイツ放送交響楽団)の協力のもと、従来のレファレンスマイクに取って代わる新たなレファレンスマイクの開発をノイマンは目指していました。そうして誕生したM 49は、従来のようにカプセルを交換して指向性を変えるのではなく、電源側で指向性パターンを連続的に遠隔切替することを可能にしました。無指向性、単一指向性、双指向性、中間的な設定のいずれのパターンでもバランスの良い周波数応答を実現する、まさに普遍的なマイク。オーケストラ、ピアノ、トランペット、ボーカルなど、あらゆるタイプの音楽を最高水準でレコーディングでき、M 49が昔も今も愛されている所以です。M 49は、Neumannが1951年から1971年という最も長く、真空管の全盛期に作り続けたマイクでもあります。クールなジャズから、流行のポップスに至るまで、数々の伝説的なレコーディングにエレガントなサウンドをもたらしてきたM 49。NeumannのDNAの一部といっても過言ではありません。


ベスト・オブ・ベスト

そんな伝説のマイクがついに、満を持して再び登場します。 M 49 Vは、最終バージョンとなったM 49 cの復刻版。M 49は数年間にわたって継続的に改良が施されており、たとえばオリジナルのM 49に搭載されたHiller MSC2真空管はその後、Telefunken AC701に、続けてAC701kに変更されています。こうした回路変更により、SN比やダイナミックレンジ、耐干渉性の向上などを実現してきました。その一方では、放送業界向けにRF(Radio Freaquency=高周波)干渉対策コネクタを搭載したM 249もリリースしました。
M 49 VはM 49 cと同様の回路を用い、さらに低ノイズなサブミニチュア真空管を搭載。また、携帯電話やWi-Fiで生じる高周波干渉が劇的に増大したことを踏まえ、M 249のRF干渉対策コネクターも採用しました。

M 49 Vセットに付属するNM V制御ユニットは、M 49 VだけではなくM 49にも最適なヒータ電圧を自動供給するよう設計されており、主電源電圧にも自動適応します。アイコニックなヨークマウントも付属し、M 49の人気を押し上げる一要因となった柔軟なポジショニングを実現。M 49 Vセットは、マイク本体と同じくドイツで100%ハンドメイドされた高品質なケース入りです。


M 49 V の仕様

音響動作原理:圧力勾配トランスデューサー
Directional Pattern:可変(オムニ...カーディオイド...8の字)
周波数帯域:40 Hz~16 kHz
Sensitivity at 1 kHz into 1 kohm:6.5/8/10 mV/Pa ± 1 dB -43.5/-42/-40 dBV
Rated Impedance:200 Ω
Rated load impedance:1000 Ω
Equivalent noise level, CCIR:32/30/30 dB
Equivalent noise level, A-weighted:21/20/19 dB-A
Maximum SPL for THD 0.5%:125 dB(カーディオイド)
Signal-to-noise ratio, CCIR (re. 94 dB SPL) :62/64/64 dB
Signal-to-noise ratio, A-weighted (re. 94 dB SPL) :73/74/75 dB
Maximum output voltage:300 mV ~- 8 dBu
Power supply:NM V
Weight:800 g
Diameter:80 mm
Length:163 mm
必要なコネクタ/マイクロホン:KC 5ケーブル(7ピン)
必要なコネクタ/電源ユニット - 出力:XLR 3 F


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