Solid State Logic:アナログコンソール 「ORIGIN EVO」
2026.03.12

ORIGIN EVOはSSLの基礎ともいえる伝説のSL4000シリーズアナログコンソールを現代のワークフローとハイブリッドなスタジオ環境に適応すべく推し進めたフルアナログミキシングコンソールです。ORIGINは4Kの血統を再燃させ、ORIGIN EVOはそれをさらに進化させた、皆が知るところのSSLインラインコンソールのサウンド、Eシリーズダイナミクス、”ブラックノブ”242EQとLPF/HPFを受け継ぎフレキシブルなPureDriveマイクプリを搭載した新しいコンソールです。
ORIGIN EVOのヘッドルームの広いミックスバス、強化されたバスコンプレッサー、そして先進のルーティング機能により、アナログの温かみとクリエイティブなエッジ、SSLとしてイメージされる粘りとパンチといったサウンドを実現しています。32チャンネルと16チャンネルの2つのバージョンが用意されており、モジュラー構造のセンターセクションによって、新しいワークフローにおける真にハンズオンなコントロールのしやすさを提供します。UF8 DAWコントローラーや19インチのラッキングプロセッサーアウトボードをセンターセクションに実装することができ、リスニングポジションからDAWとアウトボードに必要な時にすぐ手の届く環境を実現できます。
先進のバスルーティング機能によりフリーランスエンジニアにも分かりやすいインライン・ワークフローを提供するORIGIN EVOは、Eシリーズコンソールを彷彿とさせつつ新たな存在感を示すことでしょう。
Authentic E Series Dynamics
それぞれのコンプレッサーはLINK機能を持っています。サイドチェイン信号を隣のチャンネルへと送ることができ、複数の関係するチャンネルのコンプレッションをリンクすることが可能です。 ORIGIN EVOのダイナミクスセクションはTrue RMSのサイドチェインレシーバーと完全ディスクリートのゲインリダクションステージで構成され、オリジナルと全く同じクラスA・VCAチップを使用しています。フレキシブルなコントロールはソフトニーカーブのバイパスや、ファストアタックの切り替え、リリースカーブのログカーブかリニアカーブかの切り替えなど、往年と同じ3つの特徴的なコンプレッションキャラクターを選択できます。
ORIGIN EVOの特徴:
16- or 32-Channel In-Line Console
・最大84入力をミックスダウン
・Small + Largeフェーダー
・2 × Stereo Cue
・4 × Mono Aux Buses
・16 Track Buses
E Series Dynamics Processing – EVOLVED
・コンプレッサー/リミッター + エキスパンダー/ゲート
・True RMS サイドチェインディテクター
・正統の Class-A VCA chip
・3つの特徴的なキャラクター
・クラシック/ログカーブ切り替え可能なリリースカーブ
・サイドチェインリンク機能
・既存のORIGINからEVOへとアップグレード可能(ベイ単位)
E Series EQ
・象徴的な ‘242’ 「ブラックノブ」デザイン
・Sir George Martinと共同開発
・4バンドのパラメトリックEQ
・HF/LF bell/shelfスイッチ
・専用のHMF and LMF Qコントロール
・IN/OUT は完全なバイパス
PureDrive™ Mic Pres
・+70 dBのクリアなゲイン
・ウルトラクリーンなサウンドからウォームなサウンドまで音色を可変
・ディスクリート・トランジスタ回路
SSL High-Pass + Low-Pass Filters
・18dB/octave ハイパスフィルター
・12dB/octave ローパスフィルター
・SF/LFスイッチによりパスを変更可能
・ダイナミクスサイドチェインにフィルター可能
・フリップスイッチにより Filter > EQ または EQ > Filter と位置を変更可能
Classic SSL Console, Latest Hybrid Workflows
・0 dBスイッチによりフェーダーをバイパス
・チャンネルからのダイレクトアウトを装備
・全てのパスにインサートポイントを装備
・Keep in the sweet spot:
◦Stereo GroupsパネルとCentreパネルの位置を入れ替え可能
◦UF8 や UF1により DAWと緊密な連携
◦DAWにアナログプロセッシングのサウンドを提供
◦メーターブリッジも移動可能
Upgrade to EVO
Pure Drive™ Mic Pre
E Series EQ
ORIGIN EVOの全てのチャンネルストリップには4000シリーズコンソールを象徴するEシリーズ242”ブラックノブ”EQが装備されています。
元々はGeorge Martin卿とともに開発されたSL4000Eコンソールに実装されているEQは40年を経た今でもプロフェッショナルエンジニアに選ばれるサウンドを実現します。
High and Low-Pass Filters
ハイパスフィルター、ローパスフィルターも装備されています。他のSSLインラインコンソールと同じく、パスのルーティングが可能です。
ORIGIN EVOではこれまでの18dBオクターブカーブのハイパスフィルターに加えて、12dbオクターブカーブのローパスフィルターが追加され、音色を作るうえでの自由度が増しました。フィルターはダイナミクスのサイドチェインにかけることもでき、周波数に対して精密にレスポンスさせることができるため、ドラムにおけるゲートやディエッサーのように厳密に狙ったコンプレッションを行えます。
Hybrid Production Workflows
ORIGIN EVOの設計の背景となっているのは、正統なEシリーズコンソールのサウンドをハイブリッドな制作ワークフローに快適に落とし込むことでした。19インチラック構造を基本としたセンターセクションは目的に合わせた構成を作ることができ、エンジニアはスイートスポットを離れることなくアウトボードやDAWコントローラーにアクセスできます。
センターセクションのステレオグループフェーダーを上に配置して、UF8やUF1といったDAWコントローラーを手前に実装するなど、シームレスに統合できます。3Uサイズのセンターメーターも手前に移動することでDAWのディスプレイに邪魔されることなくメータリングできます。
また、チャンネルストリップもハイブリッドなワークフローに最適化されており、例えば0dBフェーダーバイパス機能やインサートポイントがLF側SF側の両方に設けられていて外部デバイスの追加が簡単であることなど、DAWと連携したワークフローに適応する構成となっています。


Enhanced SSL Bus Compressor
The SSL Mix Bus
多くのエンジニアはSSLのミックスバスを「何も失うことなく、さらなるサウンドやダイナミクス、エネルギーをミックスに加えることのできる余地を生み出している」と評しています。
Advanced Bus Routing
ORIGIN EVOの電子的なルーティング機能は、これまでのチャンネルストリップ最上部のスイッチを操作するというやり方の問題点である操作性や信頼性の悪さを解消しました。新しいアプローチではコンソールの一番遠くまで手を伸ばして操作することもなく、またスイッチ自体の劣化や接触不良などによる不具合に悩まされたり、清掃や交換といった手間を解消します。
ひとつのROUTEスイッチの操作により、センターに座ったままでバスルーティングの操作を、しかもワンアクションで複数のパスに対して行えます。
Mission Control
センタータイルはORIGIN EVOの心臓とも言えるもので、クリエイティブなワークフローにおいて必要な各機能に簡単かつ素早くアクセスできるようデザインされています。 使いやすく信頼性の高いこのエリアはひと目で機能が分かり迷いなく操作できるようにレイアウトされ、これまでと同様にコンソールに必須で皆が慣れ親しんでいる機能と新たな先進の機能とを統合したデザインとなっています。

Bus Trim Masters and Routing – 中央に配置したトラックバス・ルーティングマトリックスは、個々に±10dBのトリムを持つ16系統のトラックバスのルーティングアサインスイッチを装備しています。
Auto Sleep – ユニークな”オートスリープ”機能により、コンソールを使用していないと検知したときには自動的にスタンバイ・モードとなり、消費電力を抑えます。歴代のSSLコンソールの中で最も省エネルギーなコンソールです。
Solo Master Section – 包括的なソロ・コントロール機能を持ち、ミックスに対してSolo In Front、ラージフェーダー、スモールフェーダー、グループパスに対してSolo In Place、そしてPFLの選択が可能です。ソロレベルコントロール、ソロクリア、レッドライトスイッチなども装備しています。
Mix Bus – ミックスバスは高品質な100㎜ストロークのフェーダーと、外部プロセッサーを使用するための完全バランス回路のインサートポイントを装備しています。
Monitoring – モニタリングセクションはオルタネイトモニター1と2に独立したトリムコントロールを、レベル可変のDIM、MONO、L&Rミュート、L位相反転スイッチを装備しています。モニターソースはメインミックス、3系統のエクスターナルステレオソース、フロントパネルに装備されている3.5㎜ステレオジャックから選択でき、サミング機能と合わせてそれらを同時にモニタリングすることも可能です。
Returns – 4系統のステレオリターンを装備しており、レベルコントロールを介してORIGIN EVOのミックスバスあるいはトラックバス、そして独立したレベルコントロールを介してフォールドバック(FB)AとBにルートすることができます。
Mains Supply Requirements – 電源電圧はAC100V(消費電流12A)からAC240V(消費電流6A)に対応。
ORIGIN EVOのご購入・お問い合わせはこちら
最新記事
Focusrite:最新ISAプリアンプ搭載のハイエンド・オーディオインターフェース『ISA C8X』登場
Focusriteから最新ISAプリアンプ搭載のハイエンド・オーディオインターフェース『ISA C8X』が新登場!
ISA C8Xは、伝統のISAサウンドに高度なリモートコントロール機能を融合。スタジオ全体を掌握する豊富なアナログ/デジタル入出力、柔軟なルーティング、さらに便利なリコール機能を備えたハイエンド・オーディオインターフェースです。
Softube : 最新コンパクト・コントロールサーフェス「Console 1 Compact」登場
Softubeから最新のコンパクト・コントロールサーフェス「Console 1 Compact」が新登場!
Console 1 Compactは、世界中のスタジオで愛用されているConsole 1の画期的なコンセプトを、あらゆるデスクにフィットするハーフサイズにまとめた最新のコントローラーです。
Akai : 次世代スタンドアローン「MPC One G2」新登場
Akai Professionalから「MPC One G2」が新登場!
MPC One G2は、コンパクトでありながら高性能なデスクトップ型フォームで、クラシックなMPC体験を求めるビートメイカーやプロデューサーのために設計された次世代スタンドアローンMusic Production Centerです。
Akai : 次世代のスタンドアローンMPCキーボード・シンセサイザー「MPC Key 37 G2」新登場
Akai Professionalから「MPC Key 37 G2」が新登場!
MPC Key 37 G2は、鍵盤で楽曲制作を行いながらも、MPCワークフローならではのスピードと正確さを求めるプロデューサーやビートメイカーのために設計された次世代のスタンドアローンMPCキーボード・シンセサイザーです。
Solid State Logic : USB オーディオインターフェース「SSL 1」新登場
Solid State LogicからUSB オーディオインターフェース「SSL 1」が新登場!
SSL 1はSSLデザインのハイクオリティなマイクプリアンプを1基搭載した1 mic In + 1 Line&Inst In / 2 Line Out のUSB-Cオーディオインターフェースです。
IK Multimedia : 世界的人気を誇るミニペダルの拡張モデル「TONEX One+」登場
IK Multimediaの世界的人気を誇るミニペダルTONEX Oneに、ワイヤレス操作とフルMIDI機能を追加した拡張モデル、TONEX One+が新登場!
AI Machine Modelingによる圧倒的なリアルさで高く評価されてきたTONEX Oneに、Bluetoothによるワイヤレス編集機能と物理的なTRS MIDI端子を追加した、現代のギタリストのための決定版ミニペダルです。


